logo-01.png

文字サイズ変更  テキストサイズ 小 |中 |大 |



メインバナー-01.png

ご挨拶

教授-01.png
当ホームページをご訪問いただき、ありがとうございます。当分野教授を拝命しました中山です。
東日本大震災の被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます

当分野は平成25年10月1日に、災害科学国際研究所災害医学研究部門の7つ目の分野として発足しました。
未曾有の大災害に自らも遭遇し、常日頃からの災害への対策を怠らないことや想定を超えた事態であっても現場にいる者同士で協力して常に最善を求めることが必要とあらためて認識しました。

当分野では災害時における医療情報の重要性を認識し、急性期対応のシステムづくりや対応方法の確立、早期に通常診療へ回復するためのバックアップ情報の確保、ロジスティクスを確保するための通常業務量の把握等を通して、貢献できる『実践的』医療情報学を目指します。

自己紹介・研究実績-01.png自己紹介・研究実績-01.png

―『実践的』な災害医療情報学を目指す―

災害医療情報学分野では、災害時に役立つ医療情報システムの開発、ガイドラインの整備、医療情報のバックアップやデータ活用等『実践的』医療情報学の実現を目指しています。また、平素を充実させることで急変に備える、という観点から通常の医療情報業務にも力を入れています。

1) 災害時に役立つ医療情報システムの開発

災害時の各フェーズにおいて必要なシステムを構築します。情報インフラの整備、トリアージ情報の収集、診断支援ツール、患者・スタッフ移動管理、ロジスティックス支援などを対象とします。但し、IT化は手段であって目的ではないので、紙媒体など現状使用されているものとの融合や改善についても重きをおきます。 現在、各避難所のデータをモバイルアプリにより入力および情報管理するシステムの構築(モバイルアセスメントシステム事業)などのプロジェクトが進行中です。また、下記により連携された診療情報を活用することで、地域における通常時の医療状況を把握し、災害時に必要な医療体制の需要予測へと役立てます。

研究内容-01.png研究内容-01.png

2) 医療情報のバックアップ、復旧、データ活用

標準ストレージ形式(SS-MIX2)を用いた医療情報のバックアップに貢献します。具体的なプロジェクトとして、①東北大学病院として国立大学病院診療情報バックアップ事業に参加し災害時の診療体制を強化、②みやぎ医療福祉情報ネットワーク協議会に協力し県内診療情報のバックアップ体制を整備、③医療情報データベース基盤整備事業の東北大学病院担当責任者として全国規模のデータベース構築に協力、④日本循環器学会およびIHEと協力し、循環器検査のレポートフォーマットをSS-MIX2の拡張ストレージ領域において定めることを推進、などがあります。

研究内容-01.png研究内容-01.png

3)病院情報システムの改善

東北大学病院メディカルITセンターの電子カルテ責任者として、院内のシステム改善に努めています。ユーザーにとって使い勝手のいいシステムになるよう各メーカーと協力して開発を行います。それを通して、通常業務の改善、診療情報データ整備、正しい経営分析の実現を目標としています。また、現在診療科ごとに所有している各科データベースとの連携も近日中に実現したいと考えています。

研究内容-01.png研究内容-01.png

最新情報-01.png

院生募集-01.png


当研究室で研究を希望する方はいつでもご連絡ください。

 <連絡先>
 東北大学 災害科学国際研究所 災害医学研究部門
 災害医療情報学分野
 中山研究室
 TEL:022-717-7572 FAX:022-717-7505
 E-mail:nakayama※irides.tohoku.ac.jp
 メールの際は※を@に変えてください。